Starlight Xpress Lodestar Autoguider | たらちゃんの天体観測

たらちゃんの天体観測

大阪府寝屋川市在住の子供の頃からの夢だった、天体観測・天体写真の履歴です。

2012年開始早々、お天気はダメダメですね…。


先週末にダメもとで神野山に遠征してみましたが、丁度到来した寒波とマッチして、名阪国道を下りたら路面は真っ白!ずるずるピカピカの道路で、ABSぎゅんぎゅん言わせながら、何とか神野山に到着しました。

※途中からNOBさん先導ありがとうございます。NOBさんが丁度通りかからないと、もっと過酷な道を選択していました^-^;;


しかしながら、雪がちらつき、薄雲通過しまくる最悪のお天気で、結局0時を過ぎたあたりで撤収。

結局機材も出さず、NOBさん、オオウチさん、あと双眼鏡持参の方(お名前お聞きするの忘れました…)と寒空(-4℃くらいでした)の中、楽しいおしゃべりをさせて頂きました。


特筆すべきは、オオウチさんの SXP!昨年までの SXD が、なんと ”P” に早変わりしているではないですか!

モーター音は耳を近づけないと分からないほど静か。そして、クランプフリー時のRA/DECの回転の渋さを見せてもらいましたが、グルングルンです。


こりゃ…いい。本気で、”P” にアップグレートしようかと思いました。


そんなまともに星見&星撮りが出来ない中、やっちゃいました。ポチリヌス菌とやらに侵されまして…。


たらちゃんの天体観測


まぁ、ブログのタイトル通りなんですが、Starlight Xpress Lodestar Autoguider です。

噂によると、イメージシフト装置が必要なくなるほど、高感度だそうで…。


たらちゃんの天体観測


アイピースサイズで、たったの 50g。背面には、USB端子と、ガイド端子があります。

ケーブルに負荷がかかり、端子破損を防ぐ為に、こんなアイテムが付いてきました。


たらちゃんの天体観測


これで、ケーブル引っかけて、端子の根本から「ポキッ」みたいな事は防げそうです。

ケーブル接続してみると、こんな感じ。


たらちゃんの天体観測


BORG7314はピント位置を固定するために、付けてみました。

機材が届いた当日はお天気が悪い…というジンクスがありますが、この日はなんと晴れ。

月が大きくなると、晴れ率もアップしますね^-^;;


と言うわけで、自宅ベランダからSXDにガイド鏡だけを乗っけて、どんな感じかテストしてみました。

ガイド鏡は、いつもの鏡筒を使用しました。


ガイド鏡:miniBORG60n

焦点距離:325mm

口径比:F5.4

テスト地:大阪府寝屋川市 自宅ベランダから南西方向


丁度南中を過ぎ、西に傾きかけたM42周辺を PHD Guiding でキャプチャーしている所をキャプチャーしました。


まず、露光時間はデフォルトの1.0sec。


たらちゃんの天体観測


いや~、凄いですね。M42自体が映ってますよ…。いままでのWEBカメラ(NexImage)では考えれないほど高感度です。どのくらいの明るさの恒星まで入っているか、ステラナビゲータと見比べながら、光度を書き込んでました。


たらちゃんの天体観測


大阪の明るい空でのテストなので、もっと暗い現地ではもっと恒星が明るく見えるとは思いますが、このキャプチャーで判断する限り、1.0sec露光で7等星くらいまでは、ガイド星として使用できそうです。この露光で、10等星くらいまでは判断出来ますので、恐ろしく高感度です。


PHD Guiding は露光時間の設定ができますので、それぞれどのくらい変わるかもテストしてみました。

まずは、3.0sec。


たらちゃんの天体観測


続いて、5.0sec。


たらちゃんの天体観測


最後に、10.0sec。


たらちゃんの天体観測


10秒も露光すると、M42の淡い部分まで、見えてきました。

実際には10秒露光設定では、10秒毎に補正信号を赤道儀に送信することになると思うのですが、10秒毎だとちょっとガイドが不十分かもわかりません。

まだ PHD Guiding を使用してガイド撮影を行っていないので何とも言えませんが、使用して 5.0sec までなのかなと、思っています。


それにしても、10sec露光すると、暗い恒星まで映ってきますね。同じように、暗そうな恒星を選んで、光度を書き込んでみました。


たらちゃんの天体観測


ガイド星として使えるかどうかは別として、13等星まで判断できます…。


いままで、WEBカメラを使用して、ガイド星探しには苦労してきました。

イメージシフトを駆使して、フリップミラー併用で、ある程度明るい恒星を中心部に導入して、やっとガイドソフトのキャプチャー画面にその恒星だけが入っていました。


ガイドカメラを Lodestar にすると、いままで使用してきたガイドソフト(ガイドウォーク)はカメラに対応していないため、使用出来なくなります。

そのため、今後は PHD Guding に移行ということになりますが、次は PHD Guiding のパラメータ調整に悩まされる日々がやってきそうです^-^;;


”P様”移行も念頭に入れ、調整していこうと思います。